2024.02.26
不動産ニュース
10月の首都圏の中古住宅流通動向
東日本不動産流通機構(レインズ)は11月10日、首都圏(1都3県)の中古住宅流通動向(10月)をまとめました。それによればマンションの成約件数は3287件(前年同月比7.0%増)と5ヶ月連続で1年前の同じ月の水準を上回りました。成約価格は平均4765万円(同8.4%上昇)と41ヶ月連続で上昇しています。新規登録件数は1万7036件(同3.6%増)と10ヶ月連続で増えました。
在庫件数は4万6312件(同14.9%増)と二桁の増加で21ヶ月続けて前年同月を上回りました。
地域別に成約件数を見ると、東京23区は1490件(前年同月比9.1%増)となり、5ヶ月連続で増加しました。多摩は284件(同0.7%減)でした。横浜・川崎市は562件(同10.4%増)と二桁のプラスとなり、神奈川県他も224件(同12.6%増)と大幅にプラスとなりました。埼玉県も357件(同7.5%増)でした。一方、千葉県は369件(同2.6%減)と落ち込みました。
一方、成約価格は全エリアとも上昇しました。1平米あたり単価でみると、横浜・川崎市と千葉県が二桁の伸び率を見せました。
戸建て住宅は、成約件数が1220件(前年同月比0.7%増)とほぼ横ばいながらも22ヶ月ぶりにプラスに浮上しました。成約価格は平均3947万円(同5.9%上昇)となり9月に続き強含みました。新規登録件数は6245件(前年同月比23.4%増)となり、在庫件数も1万9443件(同37.7%増)と大幅に増加しました。
地域別に見ると、成約件数は、東京23区が230件(前年同月比12.2%増)となり、横浜・川崎市が182件(同15.9%増)と二桁の増加率を見せました。多摩も184件(同9.5%増)でした。残りは成約数が減少しており、神奈川県他で13.0%と二桁の減少率となりました。
成約価格は東京23区と横浜・川崎市が上昇し、千葉県がほぼ横ばいで推移し、多摩と埼玉県、神奈川県他は下落しています。東京23区は平均6666万円(前年同月比8.8%上昇)となり、横浜・川崎市が4942万円(同14.6%上昇)でした。