恵比寿で始まる、賢い不動産仲介のスタイル

2023.04.07

不動産の購入

不動産担保ローンの融資が早い金融機関は?融資を早める工夫も解説!

不動産担保ローンを利用するにあたって、ローンの申し込みから融資までのスピードは重要です。
特に急いでいる場合は、融資が遅くなってしまうと必要なときにお金を用意できません。

不動産担保ローンの申し込みから融資までのスピードは、審査内容や金融機関によって決まります。

この記事では、不動産担保ローンについて以下を解説します。

・不動産担保ローンや審査の基礎知識
・融資が早い金融機関
・融資を早く受ける工夫

必要なときにお金を借り入れできるように、知識をつけておきましょう。

不動産担保ローンや審査の基礎知識

はじめに、基礎知識として以下を解説します。

・不動産担保ローンのメリットとデメリット
・抵当権について
・不動産担保ローンにおける審査の内容

不動産担保ローンを利用する際には、必ず頭に入れておきましょう。

不動産担保ローンとは【メリット・デメリット】

不動産担保ローンとは、建物や土地などの不動産を担保にしてお金を借りる金融商品のことです。銀行やクレジットカード会社などの金融機関で取り扱っています。

不動産が担保されていることで金融機関は保証を得られるため、無担保ローンに比べて融資可能な金額が多くなるのが、不動産担保ローンのメリットの1つです。

一方で、ローンの返済ができなくなってしまった場合には抵当権が実行され、担保にした不動産を失うデメリットもあります。

不動産担保ローンのメリットとデメリットをまとめると、以下のとおりです。

メリット デメリット
金利が低い 所有している不動産を失うリスクがある
融資してもらえる金額が大きい 申し込み〜融資まで時間がかかる
返済期間を長く設定できる 審査内容が厳しい

 

抵当権とは

抵当権とは、不動産担保ローンで担保になる不動産に対する、金融機関の権利のことです。

不動産に抵当権を設定することで、債務者がローンを返済できなくなった場合でも、金融機関は一定の金額を回収できるようになっています。

債務者がローンを返済できなくなり抵当権が実行されると、対象の不動産は強制的に競売にかけられます。競売により不動産と引き換えに得た代金を、金融機関が回収する仕組みです。

不動産担保ローンの返済が完了すると、不動産に設定された抵当権は消滅します。

不動産担保ローンにおける審査の内容

不動産担保ローンでは、ローンを借り入れる人の返済能力や、担保にする不動産の価値などが審査の対象になります。

具体的には、以下のようなポイントを見られることが多いです。

・収入
・勤め先・勤続年数
・借り入れ金の使い道
・他ローンの借り入れ状況
・担保にする不動産の価値

1つずつ詳しく解説していきます。

収入

不動産担保ローンの審査では、源泉徴収票や決算書から収入を確認されます。収入に占める返済額の割合を表す「返済比率」がポイントです。

収入に占める返済額の割合が低くなるにつれて、返済比率も低くなります。返済比率が低いほど、返済できなくなるリスクも低くなるため、審査が早く終わる傾向にあります。

勤め先・勤続年数

会社に勤めている人は、勤め先や勤続年数も重要です。

勤続年数が長いと、継続的に安定した収入が得られていると判断され、信用度が高まります。信用度が高いほど、金融機関は安心して融資ができるため審査が早く終わります。

法人の場合に確認されるのは、事業内容や今後の事業計画です。事業計画書などを根拠に将来性をアピールして、信用度を上げましょう。

借り入れ金の使い道

不動産担保ローンの借り入れ金の使い道も、審査におけるポイントの1つです。事業の赤字を補うためなのか、将来性のある事業を拡大するためなのか、借り入れ金にはさまざまな使い道があります。

借り入れ金の使い道によっては、返済できなくなるリスクが高いと思われてしまうため、現実的な返済計画を金融機関に伝える必要があります。

他ローンの借り入れ状況

他のローンを借り入れている場合、借り入れしている金融機関の数や借り入れ金額が多いほど、審査が長引く傾向にあります。

何かしらの返済が滞っている場合は、返済能力が低いと判断され、融資条件が厳しくなります。ローンだけでなく携帯電話料金やクレジットカードの支払い状況も確認されるため、注意が必要です。

担保にする不動産の価値

不動産担保ローンの審査において、担保にする不動産の価値もポイントです。不動産の価値は、金融機関ごとに評価基準が異なります。

土地の場合、以下を用いて価値を評価されることが多いです。

・路線価
・固定資産税評価額
・基準地価
・公示価格
・実勢価格

立地条件が良かったり、再開発されて利便性が上がる予定だったりすると、土地の評価が上がる可能性が高いです。

建物の場合は、以下のような項目を基に価値が計算されます。

・再調達価格(同じ建物を建築した場合にかかる金額のこと)
・法定耐用年数
・築年数
・延床面積
・メンテナンス状況

リノベーションなどの大規模な工事を行った場合は、証明できる書類を提出することで建物の評価が上がることもあります。

ノンバンクは不動産担保ローンの融資が早い

不動産担保ローンを取り扱う「銀行」「ノンバンク」「労働金庫」といった金融機関のなかで、融資が早いとされているのはノンバンクです。

この章ではノンバンクのメリット・デメリットなどの詳細を解説します。

ノンバンクとは【メリット・デメリット】

ノンバンクは、銀行のような預金の受け入れを行わず、お金を貸すことに特化した金融機関のことを指します。代表的なノンバンクは、クレジットカード会社や消費者金融業者です。

ノンバンクの不動産担保ローンを利用する場合、以下のようなメリットがあります。

・審査期間が短い
・審査内容が甘い
・融資額が多い

一方で、銀行や労働金庫と比べると金利が高いことがデメリットです。

ノンバンクの融資が早い理由

ノンバンクの融資が早い理由として、審査内容が甘いことが挙げられます。

銀行の審査は、返済能力や担保になる不動産の価値などを満遍なく確認するため、時間がかかります。そして「不動産に設定する抵当権の順位が1位であること」が必須となっている場合が多く、審査基準も厳しいです。

抵当権の順位とは、1つの不動産に抵当権を設定した順番のことです。

担保になる不動産にローンが残っている場合、すでに他の金融機関による抵当権が設定されています。後から抵当権を設定した金融機関は、抵当権の順位が2位3位と下がっていく仕組みです。

不動産が競売にかけられた場合、ローンの回収は抵当権の順位が高い金融機関が優先されます。抵当権の順位が低いほど、万が一の際にローンを回収できなくなるリスクが高まるのです。

ノンバンクの審査は、返済能力よりも担保にする不動産の価値を重要視する傾向にあり、審査基準も銀行より厳しくありません。抵当権の順位が2位以下でも借り入れ可能な金融機関が多くあります。

融資が早い金融機関【ランキング】

不動産担保ローンでよく利用されている金融機関の、ローンの申し込みから融資までの早さにおけるランキングは以下のとおりです。

順位 金融機関名
1位 ユニバーサルコーポレーション
2位 トラストホールディングス
3位 SBIエステートファイナンス
4位 アサックス
5位 アイフルビジネスファイナンス
6位 セゾンファンデックス
7位 三井トラスト・ローン&ファイナンス

2023年2月時点で各金融機関のホームページに記載されている情報を基に比較しています。

融資の早さや、その他の借り入れ条件は、審査結果や借り入れ時期によって変動します。そのため、実際に不動産担保ローンを利用する際には、金融機関に直接確認してください。

ランキングにある金融機関について、1位から順に詳しく紹介します。

ユニバーサルコーポレーション

 

融資スピード(最短) 融資額(最高) 返済期間(最長) 金利(実質年率)
即日 5億円 35年 4.0%~15.0%

株式会社ユニバーサルコーポレーションの不動産担保ローンは「審査時間は最短3時間でお振込みまで最短10分!」と公言しており、融資スピードに長けています。

担保にする不動産の名義が、本人以外の家族や第三者の場合でも融資を受けることが可能です。

トラストホールディングス

 

融資スピード(最短) 融資額(最高) 返済期間(最長) 金利(実質年率)
即日 10億円 30年 〜15.0%

トラストホールディングス株式会社の不動産担保ローンは、顧客のさまざまな要望に対応する融資プランの多さが特徴です。

午前中にローンを申し込んだ場合、最短で当日の午後には融資を受けられます。

SBIエステートファイナンス

 

融資スピード(最短) 融資額(最高) 返済期間(最長) 金利(実質年率)
1日 5億円 25年 〜15.0%

SBIエステートファイナンス株式会社の不動産担保ローンは、使い道が原則自由とされているため、幅広い場面での利用が可能です。

仮審査は最短で即日回答、融資は最短でローンを申し込んだ翌日に受けられます。

アサックス

 

融資スピード(最短) 融資額(最高) 返済期間(最長) 金利(実質年率)
3日 10億円 30年 〜15.0%

株式会社アサックスは、不動産担保ローンの融資実績が年間1,000件以上と豊富です。

簡易審査は最短で即日回答、融資は最短3日で受けられます。

アイフルビジネスファイナンス

 

融資スピード(最短) 融資額(最高) 返済期間(最長) 金利(実質年率)
3日 5億円 30年 2.49%〜11.9%

アイフルビジネスファイナンス株式会社の不動産担保ローンは、法人もしくは個人事業主向けの商品です。審査の簡易診断は最短1日で回答、融資までは最短3日と、素早い融資に努めています。

セゾンファンデックス

 

融資スピード(最短) 融資額(最高) 返済期間(最長) 金利(実質年率)
7日 5億円 25年 〜15.0%

株式会社セゾンファンデックスの不動産担保ローンは「銀行で断られても大丈夫!」と公言するほどの柔軟な対応が特徴です。

仮審査は最短で即日回答、ローンの申し込みから融資までは最短で1週間かかります。

三井トラスト・ローン&ファイナンス

 

融資スピード(最短) 融資額(最高) 返済期間(最長) 金利(実質年率)
7日 10億円 35年 〜15.0%

三井住友トラスト・ローン&ファイナンス株式会社は、三井住友信託銀行が100%出資している、不動産担保ローン専門の金融機関です。

2営業日以内に仮審査の結果が通知され、ローンの申し込みから最短1週間で融資が受けられます。

融資を早く受ける工夫

融資が早い金融機関を選ぶこと以外にも、融資を早く受けるための工夫があります。

・必要書類を早めに確認する
・滞納している支払いをなくす

上記2点について、詳しく見ていきましょう。

必要書類を早めに確認する

不動産担保ローンの審査に必要な書類は、早い段階で金融機関に確認しておきましょう。書類の提出が遅れたり、書類に不備があったりする場合、審査や融資が遅くなってしまいます。

不動産担保ローンを申し込む際に必要な書類は、一般的に以下のとおりです。

・本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
・住民票の写し
・印鑑証明書
・確定申告書
・源泉徴収票
・納税証明書
・事業計画書
・ローンの返済計画表

また、担保にする不動産についての書類も必要になります。

・ローン残高がわかる書類
・土地建物評価証明書
・不動産登記簿謄本
・建物図面
・地積測量図

必要書類は、金融機関によって異なります。

発行に時間がかかる書類もあるため、必要書類を早めに確認したうえで、不備が無いように準備しておくことが大切です。

滞納している支払いをなくす

滞納している支払いがある場合は、不動産担保ローンを申し込む前に清算しておきましょう。支払っていないものがあると審査が長引き、融資が遅くなってしまうケースがあります。

すでに利用しているローンだけでなく、携帯電話やクレジットカードの支払いなどについても、滞納していないか確認してください。滞納の履歴は消せませんが、融資を少しでも早く受けるために、事前に支払いを済ませておくことが大切です。

まとめ

不動産担保ローンで融資を早く受けるには、審査期間を短くすることが大切です。

返済能力や不動産の価値などについて金融機関から信用が得られた場合、審査が早く終わります。この記事で解説した「不動産担保ローンにおける審査の内容」や「融資を早く受ける工夫」も参考にしてください。

またノンバンクは、銀行や労働金庫に比べて審査内容が甘く、融資も早い傾向にあります。融資の早さは金融機関によっても異なるため、自身の希望条件を基に複数の金融機関を比較しましょう。

CONTACT 住まいの無料相談

一番上に戻る

営業電は0!住宅購入のプロに相談しよう