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2022.01.30

不動産の購入

家や土地でお金が借りられる? 不動産担保ローンを知ろう!

不動産を担保にして融資を受ける方法に不動産担保ローンがあります。家や土地があれば誰でもお金を借りられる可能性があります。今回は不動産担保ローンの特徴やメリット、デメリットに加え、どのような人が不動産担保ローンを組むのに向いているのかを紹介します。また、借りられる金融機関や手順についても詳しく解説しています。無担保ローンなどと比較し、適切に融資を受けられるようにしましょう。

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不動産担保ローンとは?

不動産担保ローンとは?

不動産を担保にして融資を受ける方法に不動産担保ローンがあります。家や土地があれば誰でもお金を借りられる可能性があります。今回は不動産担保ローンの特徴やメリット、デメリットに加え、どのような人が不動産担保ローンを組むのに向いているのかを紹介します。また、借りられる金融機関や手順についても詳しく解説しています。無担保ローンなどと比較し、適切に融資を受けられるようにしましょう。

不動産担保ローンの特徴

不動産担保ローンとは文字通り不動産を担保として融資を得ることができるローンの一種です。不動産とは一戸建てやアパートなどの建物から、敷地や駐車場の土地など様々です。低金利で多額のお金をまとめて借りられるという特徴があり、受けられる融資の金額は申込者本人の返済能力と不動産の価値によって変化します。どの金融機関で借りるのかによって評価基準やメリットデメリットが異なりますので、よく見比べた上で不動産ローンを組むようにしましょう。

無担保ローンとの違い

無担保ローンとの違いはまとまったお金を一度に借りられることです。また、低金利で借りられることも違いのひとつです。返済期限が長期間設けられていることや、借りたお金の使い道に制限が設けられていないことなども特徴です。無担保ローンと不動産担保ローンを比較したうえでどちらが適切かを選択するのがよいでしょう。

不動産担保ローンのメリット

不動産担保ローンのメリット

続いては不動産担保ローンの主なメリットを4つ紹介します。無担保ローンに比べてどのようなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。

借入限度額が大きい

返済が滞ってしまった場合に備えて不動産を確保してあるため、その分借入の限度額が他のローンと比べて高いことが特徴です。限度額は不動産の価値によって異なりますが、最大1億円程度を借り入れることが可能です。

借入金利が低金利

不動産担保ローンの金利は10%未満です。無担保ローンの金利が15%前後なのに比べると低金利です。金利は安いほど返済金額も低くなるため、借りる側としては大変重要なポイントになります。

返済期間が長い

不動産担保ローンは返済の期間を20~30年で設けることができます。金融機関によっては35年の返済期間を選択できる場合もあります。返済期間が長期間のため、毎月の返済額を低金額に設定することが可能で、無理のない返済を計画することができます。

借り入れたお金の使い道が自由に選べる

不動産担保ローンは資金の使い方に制限がないのが特徴です。住宅ローンや自動車ローンはお金の使い道が特定されてしまいます。しかし、不動産担保ローンは借りた資金を子どもの学費や両親の介護費などに使用することも可能です。ただし事業展開で資金を利用することは金融機関で可否が分かれるので注意しましょう。

不動産担保ローンのデメリット

不動産担保ローンのデメリット

続いては不動産担保ローンを利用する際のデメリットについて紹介します。不動産担保ローンは土地や家があれば借りられる上に、多額の資金の使い道が自由と良い面に目がいきがちです。デメリットもよく理解しておきましょう。

返済不能になった際に不動産を手放すことになる

返済できない場合には担保に出した住宅や土地を手放すことになります。担保に出した物件には抵当権が金融機関に設定されます。抵当権とは返済が困難になって物件を売った際の売却金を優先して受け取れる権利です。返済ができない場合には住宅や土地と売却額の両方を失うことになるため注意が必要です。

融資まで時間がかかる

不動産担保ローンは無担保ローンに比べて融資までの時間が長い兆候があります。なぜなら不動産担保ローンは不動産の価値を査定する必要があるためです。融資が実行されるまで数週間から1カ月程度の期間が必要であることを理解しておきましょう。

手数料や事務費用などの諸費用がかかる

不動産担保ローンでは借入金額の2%程度の手数料がかかります。その他にも印紙代や抵当権の登記費用、不動産鑑定費用などの諸費用を支払わなくてはなりません。低金利というメリットだけに騙されないよう注意しましょう。

価値が低い不動産は担保にできない可能性がある

全ての不動産が不動産担保ローンの対象になるわけではありません。例えば土地は首都圏から近く、建物は築年数が短いほうが融資額は大きくなります。その反対に、土地の価値がほとんどない場所で築年数が長い建物は担保にならない可能性があります。金融機関によって評価基準や評価方法は異なります。

不動産担保ローンはどんな人におすすめ?

どんな人におすすめ?

これまで不動産担保ローンのメリットとデメリットについて紹介しました。低金利ですが、諸費用も多くかかってしまうなど一長一短で迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。ここではどのような人が不動産担保ローンを借りると得なのかについて説明します。

借入中のローンが複数ある人

不動産担保ローンは巨額の融資金額が得られ、その使い道が自由です。そのため目的別に複数のローンを組んでいる場合、ひとつにまとめるのに便利なローンであることが分かります。高い金利のローンを組んでいる人や、ローンの支払い日が月に複数回あると大変という人は、不動産担保ローンでまとめて支払うのをおススメします。

無担保ローンより良い条件で借りたい人

無担保ローンに比べて、不動産担保ローンの最大の特徴は低金利で高額の資金を借り入れられることです。また、そこから得た資金の使い道も自由です。車を買うためや子どもの教育費を払うためなど、その都度ローンを組むよりも低金利で借りられる場合があります。

融資金額を高額で受けたい方

高額な金額を借りられることも不動産担保ローンの特徴であることを説明しました。無担保ローンが1000万円程度なのに比べて、不動産担保ローンでは土地や建物の価値によっては1億円程度の融資金額を受けることができます。一度に大きなお金が必要な場合は不動産担保ローンのメリットを最大限に活かすことが可能です。

持ち家を担保にして老後に備えたい方

老後の資金が不安な人は不動産担保ローンを組んで融資金額を老後の資金に回すことも可能です。先ほども説明しましたが、不動産担保ローンは融資金額の使い道が自由です。ただし、ローンの返済が難しい場合は不動産を手放すことになる為注意しましょう。また、よく似たローンにリバースモーゲージローンがあります。比較して検討するのもよいでしょう。

不動産担保ローンを借りることのできる金融機関

金融機関

不動産担保ローンを組むことに興味が湧いたら、次はどの金融機関で借りることができるかについて知る必要があります。ここでは不動産担保ローンを借りることができる金融機関とその特徴について詳しく説明します。

銀行系の不動産担保ローンの特徴

銀行系の不動産担保ローンの審査は厳しいことが特徴です。個人の勤続年数や年収に加えて、物件の評価基準も厳しく設定されています。また、審査に数週間から1カ月程度かかるなど融資までの期間が長いことも特徴です。融資額の使い道が、会社の運転資金や他のローンの借り換え資金に利用できないなど限られている場合が多くあります。借入者からするとハードルが高いと思われがちですが、審査が厳しい反面金利が安くなるという特徴もあります。

ノンバンク系の不動産担保ローンの特徴

ノンバンク系は、銀行系の不動産担保ローンとはメリットとデメリットが正反対です。個人や不動産の審査条件が銀行に比べて厳しくないため、審査に通りやすいことが特徴です。また、審査にかかる期間は申し込みから1週間程度と銀行の審査期間に比べて短くなっています。しかし審査基準が厳しくない分、金利が高めに設定されていることに注意が必要です。

不動産担保ローンの申し込み方法

申し込み方法

続いては不動産担保ローンの申し込み手順です。どのようにして融資を受けることができるのか紹介します。

1.仮申込(仮申込審査)

まずは仮申し込みをします。金融機関のホームページや窓口、電話で手続きができます。

2.事前審査(仮審査)

仮審査とは主に借りる側の信用と不動産の価値を簡易チェックする審査です。審査基準は比較的緩く設定されているため通過しやすいです。

3.本申込

仮審査に通過したら本審査の申し込みに進みます。場合によっては面談が行われます。面談の際に疑問に思うことがあったら遠慮なく聞くようにしましょう。

4.本審査

本審査では担保の現地調査が行われます。担保の価値が決まる調査です。本審査の期間の目安は1週間から長くて数週間かかります。

5.契約

本審査に通過し、融資を受けることが決定したら契約を結びます。契約時には実印と印鑑証明書が必要となります。忘れないようにしましょう。

6.融資実行

契約完了後、融資実行日に指定した口座に資金が振り込まれます。

不動産担保ローンに必要な書類

必要書類

以下が不動産担保ローンの契約に必要な書類になります。
・本人確認書類(運転免許証やパスポート)
・印鑑証明書
・実印
・納税証明書
・収入証明書
・不動産登記簿謄本
・ローン残高証明書
借入者が法人の場合にはこの他に「商業登記簿謄本」が必要になります。「不動産登記簿謄本」は担保不動産の確認のために必要です。金融機関によっては追加で書類が必要になる場合があります。担当者の案内に従って不備のないように準備を進めましょう。

不動産担保ローンの審査

ローンの審査

続いて審査がどのように行われるのかを紹介します。審査の仕組みやポイントについて詳しく見ていきます。

不動産の評価方法は?

まずは土地の評価方法です。国税庁路線価と土地の面積の掛け算で評価されます。路線価とは土地1㎡当たりの価格です。国税庁路線価の他に国土交通省や都道府県が提示している基準を利用する場合もあります。続いて建物の評価方法です。建物の評価方法でよく用いられるのは積算法です。「再調達価格×延べ床面積×残存年数÷法定耐用年数」の計算式で評価されます。

不動産の名義は誰でも大丈夫?

金融機関にも寄りますが、本人名義の不動産でなくても担保にすることが可能です。銀行は審査が厳しいですが、ノンバンク系のローンでは可能な場合が多いです。親族や法人の所有している物件も担保になるため、本人が物件を所有していなくても融資を受けることができます。

不動産の評価額をシミュレーション

担保の評価額は不動産の価値に対して一定の比率をかけて融資金額が決まります。この比率は掛け目と呼ばれ、金融機関によって比率は変化します。7割程度が一般的です。

不動産担保ローンのまとめ

不動産担保ローンのまとめ

不動産担保ローンとは不動産を担保にお金を借りられるローンの一種です。メリットは多額の資金を低金利で借りられ、返済期間が長期間設けられていることです。また、資金の使い道もある程度の自由があります。しかし、銀行かノンバンクかを選ぶ際に何かしらのメリットを手放さなければならないことにも注意が必要です。どのローンがいいのかきちんと検討する必要があります。そして、借りたお金は必ず返すように返済の計画を立てておくようにしましょう。

不動産担保ローンはお金のプロに相談しよう

お金のプロに相談しよう

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