恵比寿で始まる、賢い不動産仲介のスタイル

2022.11.17

不動産の購入

家を建てるのっていくらかかるの? 予算決定から着工までの流れをご紹介

これからマイホームを購入することを考える人にとって、一番気になるのが「家を建てるのに総額いくらかかるのか」だと思います。安く抑えられれば嬉しいですが、妥協しすぎて後悔が残ることも避けたいですよね。どれぐらいの予算があればどれぐらいの家が建てられるのか、一緒にチェックしていきましょう。

 

家を建てる際にかかる金額は?

家を購入して実際に住み始めるまでにどのくらいの費用が必要なのか、家本体から引っ越すまでの仮住まいにかかる金額まで細かく見ていきます。

家本体の購入予算・費用

注文住宅でいう本体価格とは、総額費用のうち建物本体にかかる費用のみを表したものです。依頼主が目安となる価格を把握するために、各ハウスメーカーは建物のみの価格を坪単価として表記しています。本体価格はこの坪単価から計算し、求めることが可能です。

本体価格は「坪単価×坪数」で計算できます。例えば坪単価40万円で30坪(約100㎡)の住宅を建てる場合、本体価格は1200万円となります。ここで注意しておかなければいけないのが、注文住宅だと本体価格以外にも付帯工事(空調設備工事や内装工事など)の費用もかかるということです。総額費用ではないので見積書をしっかりと確認し、わからないところは担当者に確認するようにしましょう。

土地の購入予算・費用

土地の購入にあたっては、土地そのものの代金以外に様々な税金(不動産取得税や固定資産税)や諸費用(仲介手数料や手付金)も必要となってきます。土地によってその金額は異なりますが、場合によっては税金や諸費用だけで数百万円程度かかるケースも珍しくありません。そのため思うように希望にあった土地が見つからず、マイホームの購入自体を諦めてしまう人がいるのも事実です。

土地を購入する際は、諸費用の費用感や内訳を事前に知っておくことが大切です。また購入時にかかる諸費用だけではなく、購入後にかかる諸費用(地盤改良費や水道・ガスのインフラ設備費)も必要になってくることも忘れてはいけません。

それ以外の工事予算・費用

では建物と土地代以外にかかってくる付帯工事や諸費用について詳しく見ていきましょう。家を作るには建物本体の工事以外にも解体工事や造成工事、基礎補強工事といった付帯工事費が追加でかかる場合があります。また工事費用は住宅ローンでまかなえますが、インテリアやエクステリア関連は住宅ローンとは別となるため別途かかる費用として用意しておく必要があります。

諸費用としては各種税金やローン関連費用、火災保険料などの支払いも発生します。こちらも住宅ローンではまかなえないため、現金で用意しておかなくてはいけません。火災・地震保険費用や登録免許税など、こまごましたお金も必要となってくることも理解しておきましょう。

また引っ越し費用も忘れてはいけないポイントです。建て替えとなると旧居から仮住まい、仮住まいから新居へと2回の引っ越し費用がかかります。さらに地鎮祭や上棟式、近隣への挨拶時に持参する手土産代や電話工事費(削除)なども見逃しがちなので注意しましょう。

仮住まいに必要な予算・費用

建て替えの場合は、仮住まいを借りる必要があります。家賃以外にも、仲介会社との取り決めにもよりますが敷金、礼金、共益費、住宅保険料、鍵交換代などの費用がかかってきます。

 

新築の家を建てる際にかかる費用と年収の平均

マイホームを建てるなら、新築がいいという方も多いと思います。では新築一戸建てを建てるには、平均でどのくらいの金額がかかるのでしょうか。また年収とマイホームの価格のバランスはどれくらいなのか、チェックしていきましょう。

家の建築にかかる費用の平均

国土交通省が行った「令和元年度住宅市場動向調査」によると、新築一戸建ての建築費用は注文住宅で土地も同時に購入した場合だと平均4615万円、建て替え(土地はすでに取得済み)の場合だと平均3555万円なのだそうです。

土地の購入にかかる費用の平均

公益財団法人全国宅地建物取引業協会が行った「土地・住宅に関する消費者アンケート調査(2017年)」によると、一戸建てを建てるための土地の購入費の全国平均は約1600万円、首都圏の平均は約2680万円、中部圏の平均は約1606万円、近畿圏の平均は約1669万円でした。土地の価格は広さや形状、エリアや利便性などによって異なりますがやはり首都圏では価格が大幅に高いことがわかります。

家を購入した際の年齢と年収の平均

住宅の種類によって変わってきますが、家を買う年齢の平均は大体40歳前後です。しかし、新築となると30代が最も多くなっています。30代は、家族構成や勤務地も定まってきてどこでどのような家を買うのか検討しやすいため、マイホームを買う人が多いといえるでしょう。

また年収別で購入できる家は変わってきます。年収300万円の場合では借入可能額の限度から考えて1800~2700万円、年収400万円だと2400~3000万円の家が理想的となります。さらに年収500万円だと3000~3750万円、年収600万円だと3600~4500万円が理想値です。しかしこれはあくまでも収入に対する価格です。「年収○○円になったら家を買おう」と目標を立てている人もいると思いますが、一つの目安として見ておくといいかもしれません。

 

値段別で建てられる家をご紹介!

では金額によって建てる家にどれほどの差がでるのでしょうか。より多くの希望を叶えるためにも、実現可能な価格帯はいくらなのか把握しておく必要があります。

【1000万円台の注文住宅】シンプルな間取りですっきりした家

まだ若くて予算はないけれど早く家を持ちたい、予算を抑えて早くローンを完済してしまいたいなどコスト重視の人におすすめの価格帯です。凹凸が少ない長方形や正方形といった、シンプル設計にすることで価格を抑えることができます。予算的にあまり凝った間取りは難しいため、シンプルかつすっきりとした家になる傾向があるでしょう。

【2000万円台の注文住宅】適切な予算配分で住みやすい家

2000万円台の住宅は1000万円台と比べると予算に余裕があるので、次から次へと希望を盛り込んで予算オーバーになりがちな価格帯です。家具家電購入に重きをおいて建築費を抑えたり、システムバスなど夢のある機能を設置するために新しい家具購入を諦めるなどと、こだわるポイントによって予算配分が違ってきます。

家を建てるとなると、建築費以外に家具購入などのお金も別途かかってきます。予算が2000万円台という人は、建築費以外にもかかってくるコスト全体に目を向けて予算配分を考えましょう。家具の買い替えはせずに今使っているものをそのまま使用したり、家具購入費を圧縮した分でドアや窓をグレードアップさせるなど方法は無限大です。

【3000万円台の注文住宅】多くの希望を叶えることができる家

全国で建てられている注文住宅の平均的な建築費用は約3308万円です。つまり一番検討されている価格帯といえます。3000万円台まで予算を上げれば、平均的なグレードと広さの家を建てられます。

3000万円後半となれば、平均よりも設備や建築資材をグレードアップさせたり家の大きさを広げたりすることもできます。すべての希望を実現させることは無理かもしれませんが、好きなデザインや間取り、憧れの設備などより多くの希望が実現できます。何を一番重視すべきなのか家族で話し合う時間を十分に設け、お金をかける部分とコストを抑える部分のバランスを上手くとってプランを作成しましょう。

【4000万円台の注文住宅】夢のプランが実現できる家

4000万円台の家は様々なプランが実現可能となってくるので、家にかなりのこだわりがある人におすすめです。中庭のある口の字型やコの字型の家、また凹凸が多いかつ外壁面積が広いマイホームも手に入ります。室内の素材も、コストがかさむ漆喰などの自然素材をふんだんに使うこともできます。建築費4000万円台は、予算内に抑えることを一番のポイントとせずにプランニングができる価格帯といえそうです。

 

家を建てる際の流れをおさらいしよう!

家を建てる際、まず考えるのは予算です。どれぐらいのお金が出せるのか、家族で十分に話し合ったうえで土地探しに移りましょう。マイホームを検討してから完成まで約1~2年程度の長い期間が必要となります。

予算と間取りのイメージを決めよう

まずは家の購入時に使う金額を決めます。生活費や入居費用、将来のための貯蓄など今後も安心して暮らすために必要な分を貯蓄から引いて残った金額が住宅資金となります。毎月無理なく払っていける金額はいくらなのか、現実的な予算を組みましょう。じっくりと時間をかけ、それぞれの家計に合った資金計画を立ててください。

次に間取りですが、実は結構失敗が多く注意が必要な部分です。まず初めに家族の希望や優先順位、生活動線について考えましょう。買い物から帰ってきてすぐ食材をしまえるように玄関からキッチンをつなげたり、洗濯機から干す場所までのルートをスムーズにしたりと生活動線について考えることは重要です。

また外部からの視線が入りにくく、日当たりを考慮した間取りを考えることも大切です。土地全体と住宅部分のソーイングを決めることも、間取りを決める際に大事になってくるポイントです。

ハウスメーカーと土地探しをしよう

ハウスメーカーを探す際、それぞれのメーカーがターゲットとしている客層を把握しましょう。また他社と差別化しているところやデメリットなど、住宅営業マンから見抜く必要があります。

ハウスメーカーが決まったら、次は土地を探します。立地や敷地形状はもちろん、土地を整備する工事(付帯工事費)が必要かどうかも合わせて確認しましょう。付帯工事費は土地の状態によって思いがけない出費になることもあります。高くなると家づくりの総費用も上がるので注意が必要です。自分たちだけではわからないところは、ハウスメーカーに相談することをおすすめします。

住宅注文の見積もりを確認しよう

見積もりを依頼する際、「いくらぐらいで注文住宅が建てられるのか」「内容はどうなのか」など、いろいろとチェックしておきます。見積もり書は専門用語が多く使われているため、よくわからない時は積極的に担当者に確認しましょう。

また価格が高かったり納得がいかない場合は、そのままにせずに納得いくまで打ち合わせを行ってください。内訳をしっかりと確認しておくことが、後悔しないマイホームのカギとなります。

住宅ローンの審査をしよう

住宅ローン審査とは住宅ローンの借り入れを希望する人が希望額を返済していけるのか、万が一返済できなくなった場合に担保として価値がある物件なのかなど審査するものです。借りる人の収入や職業、勤務先などがチェックされます。審査には事前審査と本審査があり、特に本審査は書類や資料の提出を求められるため、より詳細にチェックされます。

事前審査にかかる期間は1週間程度、本審査にかかる期間は2週間程度が目安となっています。申し込みの混み具合によっては通常より期間が長引くこともあるので、余裕をもって審査を申し込むようにしましょう。

工事請負契約を結んで着工しよう

設備や予算、間取りなど何度も打ち合わせを繰り返したら工事請負契約(本契約)を結ぶのが一般的です。契約書を交わした後、着手金として100万円ほど入金すればついに着工となります。

土地の購入予算・費用

いよいよ家が完成したら、建物に不具合がないかを確認する竣工検査を行いましょう。施工会社と工事監理者、施主による最終チェックです。設計図書通りに完成しているのか、キズが無いか、設備に不具合がないかなど細かく確認していきます。この段階であれば、不具合が見つかっても手直しをすることが可能です。完了審査も受けて「検査済証」が交付され、やっと家が自分のものとなります。

 

家の値段はお金のプロに相談しよう

マイホームを検討しているのであれば、まずはお金のプロでもあるファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめです。専門的な難しい問題も、担当者が親身に相談に乗ってくれます。ライフコンシェルジュに相談する際は、費用が一切かかりません。一人で悩まず、まずは気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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