2022.12.26
不動産の購入
住宅ローン相談窓口は3つある! 自分に合った相談先の選び方
人生で一番大きな買い物といえばマイホームの購入ですが、住宅の購入に付き物なのが「住宅ローン」です。しかし、住宅ローンは多額の借り入れとなるので疑問や不安もありますよね。本記事では、住宅ローンの相談窓口についてまとめています。あなたに合った相談窓口を見つけて、借り入れ申し込みの前に様々な不安を無くしましょう。
そもそも住宅ローンとは?
住宅ローンとはその名のとおり、個人が住むための不動産購入などを前提として金融機関から貸し出される資金のことを言います。住宅ローンと聞くと、マンション購入や戸建ての購入、建築費用に当てられると思われるかもしれません。しかし、その他にリフォーム費用としても利用可能です。
もちろん住宅ローンの借り換え先としても、別の新たな住宅ローンを利用できます。住宅ローンで購入できる対象の不動産は、契約者本人が住むことが前提です。そのため、人に貸す目的で不動産を購入する場合は対象外となります。
その他の特徴としては、返済期間が長期で金利が低いことです。また住宅ローンと言えど、銀行で取り扱うものだけでも固定金利型や変動金利型など種類も多く、分かりづらいものです。そして住宅ローンを取り扱うのは民間の金融機関だけではありません。住宅金融支援機構のフラット35や、金融機関以外の機関が取り扱う住宅ローンも存在します。
住宅ローンの相談ができる3つの窓口
住宅ローンの借り入れが初めてであれば、まずどこに相談すれば良いのか分からないかもしれません。住宅ローンの相談窓口は銀行、住宅金融支援機構、ファイナンシャルプランナーと主に3つあります。ここでは3つの相談窓口についてご紹介します。
〇銀行などにある住宅ローン相談窓口
ほとんどの銀行では住宅ローンに対応しています。電話相談や実店舗へ直接相談に行くこともできますし、銀行が開催する住宅ローン相談会やセミナーに参加する方法もあります。一般的に銀行窓口は平日9~15時の営業です。しかし銀行によっては土日も相談を受け付けており無料なので、多くの人が相談しやすい環境です。予約が必要な場合があるため、事前に確認しておくことが必要です。
〇住宅金融支援機構の住宅ローン相談窓口
普段の生活で利用することはほぼありませんが、住宅金融支援機構は住生活に関する様々な金融サービスを提供しています。固定金利の住宅ローン「フラット35」を提供しており、こちらにも相談窓口があります。フラット35以外にも多くの住宅ローン商品を取り扱っているため、比較検討することができます。
〇ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナー(以降FP)は暮らしにまつわるお金の悩みに対し、その解決策をアドバイスできる専門家です。FPへの相談内容は住宅ローンのみならず、保険や年金、資産運用など多岐に渡ります。FPの業務は幅広い知識が必要となるため、その知識を有している証明としてFP資格があります。FPへの相談は基本的に有料となりますが、日本FP教会では無料相談体験を常設しています。
自分に合った住宅ローン相談窓口の選び方
住宅ローンの相談窓口が分かっても、実際にどの相談窓口を選べば良いのか迷うと思います。自分に合った住宅ローン窓口の選び方をまとめましたので、どこへ相談するかの参考にしてください。
〇住宅ローンの基礎を固める→銀行
銀行に相談するメリットのひとつが、住宅ローン専門のコンサルタントが対応してくれることです。銀行の相談窓口では、コンサルタントから住宅ローンの基礎を教えてもらうことができます。住宅ローンについて詳しく正確な情報を知りたい場合は、銀行へ相談しましょう。住宅ローンに関する質問であれば基本的に何でも答えてくれます。例えば「返済が苦しくなった場合の対応」などの質問もできます。
相談先の銀行の住宅ローンに関する質問であれば、当然どこよりも詳細に教えてくれますので、すでに検討している住宅ローン商品がある場合は相談に行って具体的な説明を聞きましょう。返済のシミュレーションもしてもらえるので、返済計画も立てやすくなりますね。住宅ローンの相談は相談先銀行の口座を持っていなくても可能です。さらに相談は何度でも無料でできます。
デメリットとして、他社の住宅ローン商品と比較ができないことがあげられます。比較したい場合は複数の銀行で相談するしかないでしょう。また相談に乗ってくれるのは銀行の人ですので、その銀行に不利益な情報は教えてもらえない可能性があります。そのため中立的な立場からのアドバイスは期待できません。
〇フラット35を利用する→住宅金融支援機構
「フラット35」は借り入れ時に返済終了時までの金利が決まる住宅ローンです。民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供しています。フラット35は金利が変動しないため、ライフプラン込みでの返済計画を立てやすいのが特徴です。
またフラット35は種類が豊富で、中には【フラット35】Sや【フラット35】リノベなど一定の要件を満たすことで金利を引き下げられる商品もあります。フラット35を利用したいなら、住宅金融支援機構へご相談ください。各支店の営業時間は平日9~17時となっています。民間の金融機関より営業時間が長いため利用しやすくなっています。
住宅金融支援機構は全国の主要都市に支店を構えていますが、一部無い地域もありますので確認が必要です。また「なかなか時間が取れない」、「仕組みについて知りたい」という場合はコールセンターでもフラット35の問い合わせを受け付けています。こちらも9~17時の間で問い合わせを受け付けていますが、各支店ごとに営業日が異なりますので事前に公式サイトから確認してください。
〇資金計画をプロと立てる→ファイナンシャルプランナー(FP)
住宅ローンは多額であるため、借り入れに不安を感じるかもしれません。ファイナンシャルプランナー(以降FP)には「暮らしとお金」に関する様々な疑問や不安を相談できます。そのため将来の資金計画などを相談したいならFPが最適です。幅広いお金の相談に乗ってくれるため、住宅ローンを含めた総合的な生活設計を行うことができます。中立的な立場から、自分に合った住宅ローンへの意見を聞くことができるでしょう。
日本FP教会の公式サイトでは自分に合ったFPを検索することができます。FPの所在地や相談したい内容など、多くの条件から選ぶことができます。もちろん不動産、住宅ローンの相談も選択できますので参考にしてください。しかしデメリットとして先ほども述べたとおり、FPへの相談は基本的に有料となります。予約の際には合わせて費用の確認をしましょう。
〇不動産とお金のプロに無料相談→ライフコンシェルジュ
銀行の住宅ローン商品を検討しているけれど、フラット35も気になる。さらに現在の家計や将来への貯蓄などFPにも相談に乗って欲しい。その場合に銀行、住宅金融支援機構、FPと、すべての窓口へ相談するのは時間もお金もかかってしまいます。
そのような時はライフコンシェルジュのレジデンシャルアドバイザー(以降レジアド)への相談がおススメです。レジアドとは宅地建物取引士とFPのW資格を持った、住宅購入相談のプロです。FPとしての知識、経験に加え、豊富な不動産の実務経験も有しています。住宅ローンにまつわること全般を相談したい場合は、まとめて相談に乗ってくれるレジアドが頼りになります。
上記3つの相談窓口の特徴がすべて詰め込まれているので、時間もお金も節約できて効率的です。しかも相談は無料となっています。お問い合わせはWEBから行えますので、ぜひ利用してみてください。
住宅ローン相談で必要なものは?
住宅ローンを検討する際には、いくつかの書類があるとスムーズに相談ができます。購入する物件が未定の時と決まっている時とに分けてご紹介します。ご自身の状況に合わせて必要なものを準備してください。
〇購入する物件が未定な時の相談
購入物件が決まっていない時は、収入が分かる書類を持って行きましょう。源泉徴収票や確定申告書がこれに当たります。収入を提示することで、借り入れ可能金額の算出や返済シミュレーションなど具体的な金額を知ることができます。その他にローンがある場合は残債明細も準備しておきましょう。金額について詳細を知ることができると、返済への計画ができて不安も軽くなりますね。
〇購入する物件が決まっている時の相談
すでに購入する物件が決まっている時は、上記の収入が分かる書類に加え、購入する物件の概要がわかる物件概要書やパンフレットなどが必要となります。
住宅ローン相談当日までの流れ
住宅ローンを相談すると決めたら、相談当日までの流れを確認しましょう。流れに沿ってひとつずつ解説していきます。
〇相談予約をする
自分に合った相談窓口の選び方を参考に相談先を決めたら、事前に相談予約を行います。飛び込みでも対応してもらえる窓口もあるかもしれませんが、予約することをおススメします。確実に相談時間を確保してもらえますし、資料などを前もって準備しておいてもらえます。疑問や不安に対し十分な対応をしてもらえますので、ぜひ事前予約をしましょう。
〇相談内容を具体的にまとめる
「住宅ローンの何を相談するのか」を前もって明確にしておいてください。当日なんとなく相談に行ってしまうと、何を聞きたいのかが自分でも分からなくなることがあります。頭の中で考えただけでは忘れてしまうこともありますよね。疑問に思ったことはその都度メモをしておくと良いでしょう。また些細なことでも分かるまで質問し、申し込み前に疑問がない状態にすることが理想です。住宅ローンは人生設計に大きな影響を与えるため、不安は少ない方が安心です。
〇相談に必要なものを準備する
最終ステップとして相談に必要なものを準備しましょう。先述したとおり収入が分かる源泉徴収票や確定申告書と、購入物件が決まっている場合は物件概要がわかる書類が必要です。また、事前に相談内容をまとめたメモも必要です。忘れずに持って行きましょう。
〇住宅ローンのご相談ならライフコンシェルジュへ
ライフコンシェルジュなら、住宅とお金の豊富な知識を持ったレジデンシャルアドバイザーに、何度でも無料相談できます。中立的な立場から、住宅を購入するための生活設計をアドバイスしてもらえます。東京を中心とした14ヶ所の相談カウンターでの予約制です。キッズスペースもありますので、お子様連れでも安心です。住宅購入についての疑問や不安に答えてくれる窓口なので、購入物件が決まっていなくても相談することができますよ。
住宅ローン 相談|まとめ
住宅購入は一生に一度の場合が多いですよね。それゆえに住宅ローンは不安なく申し込みをしたいものです。あなたに合った相談先を見つけることが安心に繋がります。「どこに相談すれば良いかわからない」、「相談先が絞れない」などのお悩みであれば、ライフコンシェルジュへお問い合わせください。家とお金のプロにまとめて無料で相談できるのでおススメです。