恵比寿で始まる、賢い不動産仲介のスタイル

2023.09.24

コラム

「大変だ!給湯器が破裂した!!」

給湯器は破裂することがあるの?

給湯器の破裂とは正しくは給湯器の配管内に留まっている水が凍結で膨張して配管が破裂することです。

冬場におきることが多い給湯器の破裂ですが暖かい地域でもおきます。寒冷地は配管に凍結防止の対応がとられていることが多いため、暖かい地域で気温がマイナスになった時に凍結がおき破裂することが多いようです。

 

当社で起きた事例

当社では冬と夏の手前に破裂現場に立ち会ったことがあります。なぜ、真冬でもないのに破裂したかというと冬場に空家となり家の持主が給湯器の水抜きをしないでブレーカーを落としたことが原因でした。今回の破裂は業者が途中で代わり当社で扱うことになった物件でおきました。本来であれば最初に担当した不動産業者の担当者が水抜きについて案内すべきであったのかもしれません。

業者が当社に代わり引渡し時の立会で動作確認をして破裂がわかりました。

 

破裂したときは

すぐに元栓(止水栓)を閉め、水を止めましょう。元栓は水道メーターボックスのそばにあります。破裂箇所がわかるようなら破裂した部分をビニールテープ巻いておきます。給湯器の修理は主電源とブレーカーを切ってから行います。給湯器から漏水すると給湯器本体の漏電ブレーカーが自動的に落ちるようになっています。ただ、給湯器内部が破裂すると漏電ブレーカーの機能が正常に作動するか分かりません。

水は電気を通すので電気機器の水漏れ箇所からは漏電する可能性があります。漏電箇所に触れると感電の恐れがありますし火災が発生する可能性もでてきます。そのため、必ずブレーカーを落とすようにしましょう。

 

保険は適用されるの?

給湯器の修理費用が1万円を超えるようなら痛い出費となってきます。火災保険などに入っているならそれで何とか賄いたいところです。しかし、凍結による給湯器の破損は火災保険適用外となっています。「電気的機械的・事故特約」というオプションに加入している場合は保険が適用される事があるので保険会社に確認してみましょう。

 

まとめ

当社で起きた案件では全交換ではなく部品交換ですみました。修理費に10万円は超えませんでしたがそれでも結構な金額になりました。真冬に長期間留守にするのでブレーカーを落とす時などは水抜きをしましょう。これが一番の凍結予防策になるかと思います。

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