2024.06.03
不動産ニュース
2月の中古住宅流通動向
東日本不動産流通機構(レインズ)が3月11日に首都圏2月の中古住宅流通動向をまとめたところ、マンションの成約件数は3350件(前年同月比3.4%増)でした。平均成約価格は4859万円(同9.9%上昇)で46ヶ月連続で上がりました。在庫件数は4万7628件(同6.4%増)と25ヶ月連続で増えて前月比でも0.4%増加しました。
地域別に成約数をみると、横浜・川崎市と神奈川県他だけが減少しました。東京23区は1148件(前年同月比3.7%増)となり、多摩が332件(同12.9%増)となりました。横浜・川崎市は551件(同4.7%減)となり、神奈川県他が213件(同4.9%減)でした。埼玉県は383件(同8.2%増)と3ヶ月連続で増加し、千葉県が423件(同7.6%増)と4ヶ月連続で増えました。
地域別に成約価格をみると、神奈川県他のみ横ばい水準で、残りは強い上昇傾向を示しました。1平米あたり単価ベースで東京23区は12.5%、多摩が10.4%とともに二桁の上昇幅を見せました。
戸建て住宅は、成約件数が1167件(前年同月比10.4%増)と3ヶ月連続で増加しました。成約価格は平均3895万円(同0.8%上昇)でした。在庫件数は、2万1268件(同33.0%増)となり、22年9月から在庫が積みあがっています。
地域別に成約数をみると、横浜・川崎市のみ落ち込んで、成約数は149件(同11.8%減)で二桁の下落幅でした。一方、東京23区は228件(同21.3%増)となり、多摩も167件(同23.7%増)と20%以上の上昇幅を見せました。埼玉県が259件(同14.1%増)、千葉県が236件(同5.8%増)となり、神奈川県他も128件(同11.3%増)でした。
成約価格を地域別にみると、上昇したのは東京23区と多摩、横浜・川崎市のみ。都区部は6000万円台半ば、多摩と横浜・川崎市は4000万円台、神奈川県他が3000万円台、埼玉県と千葉県が2000万円台でした。